内田吐夢監督が水上勉の原作をもとに、戦後日本社会の縮図ともいうべきドラマを重厚かつ骨太な手腕で遺憾なく描き切った、日本映画史上の金字塔的傑作。主演は三國連太郎。
昭和22年秋、函館の近くで質店に強盗たちが押し入り、店主を殺して大金を奪った後、店に放火して逃走。折りしも台風の襲来で、函館湾沖で青函連絡船が転覆し、大勢の犠牲者が出る中、2人の身元不明の死体が残され、函館署の弓坂刑事はそれが質店強盗の一味であることを突き止める。ただひとり生き残った犯人・犬飼は、売春婦・八重と一夜を過ごした後、彼女に盗んだ金の一部を渡して消え去る。それから10年の歳月が流れ……。作品データ
- 制作年/1965
- 制作国/日本
- 内容時間/183分
- ジャンル/サスペンス/ミステリー
出演
役名 | 役者名 |
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犬飼多吉/樽見京一郎 | 三國連太郎 |
弓坂吉太郎 | 伴淳三郎 |
杉戸八重 | 左幸子 |
敏子 | 風見章子 |
味村時雄 | 高倉健 |
長左衛門 | 加藤嘉 |
荻村利吉 | 藤田進 |
スタッフ
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監督内田吐夢
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製作大川博
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脚本鈴木尚之
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撮影仲沢半次郎
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音楽冨田勲