映画

デス・プルーフ in グラインドハウス

かつて場末の映画館で上映された、Ｂ級映画２本立てを再現した話題の企画“グラインドハウス”。そのＱ・タランティーノ監督編。元スタントマンの殺人鬼が美女たちを襲う！

映画マニアで若いころは自身も“グラインドハウス”に通いつめたという鬼才タランティーノ監督（「パルプ・フィクション」）。本作では当時のB級映画、中でも1970〜80年代のホラーやカーアクション（「バニシング・ポイント」など）にオマージュをささげつつ、映画的記憶から新しいものを生み出すという創作術を発揮。初めて自作で撮影も担当し、美女たち（特にその足）をセクシーに撮りまくったのもユニーク。目玉のカーアクションもCGを一切使わず、ゾーイ役のベル（スタントウーマン出身）も熱演を見せた。