映画

笑う警官

佐々木譲のベストセラーを、監督は１２年ぶりの角川春樹が映画化。警察内部の不正を世に問おうと挑む正義の刑事たちを描く社会派サスペンス。大森南朋、松雪泰子ら競演。

北海道警裏金事件がモデルとされる佐々木譲の小説「笑う警官」（「うたう警官」より改題）は、本作を第1作に《道警》シリーズへと発展し、累計100万部を突破。そんなシリーズの原点を、当初はプロデュースに徹するはずだった角川自身が監督して映画化。角川監督にとっては1997年の「時をかける少女」以来12年ぶりのメガホン。撮影の仙元誠三、照明の渡辺三雄など、監督とおなじみの名スタッフが集結。ジャズが大きくフィーチャーされるという角川監督の旧作「キャバレー」に通じるムード、実力派・個性派の豪華キャスト競演も見ものだ。