映画

ヒトラー～最期の12日間～

戦後、ずっとタブー視されてきた悪名高き独裁者ヒトラーを主人公に、彼の最期の日々を厳粛なタッチで描き、ドイツ本国のみならず世界中で大きな論議を呼んだ衝撃の問題作。

「es［エス］」を経て放った本作も好評で、後にハリウッド映画「インベージョン」も作ったO・ヒルシュビーゲル監督が、母国ドイツにとって戦後最大のタブーである題材に挑戦。独裁者ヒトラーの実像に真正面から迫り、彼の生前最期の12日間に焦点を絞り、ナチスの崩壊を目の当たりにしながら死を決意するに至ったヒトラーの人間的苦悩を厳粛なタッチで描写。ドイツ本国に加え、世界中で大きな論議を巻き起こした。ヒトラー役に挑んで鬼気迫る熱演を見せたのは「ベルリン・天使の詩」でも知られる名優B・ガンツ。