映画

ディープ・ブルー(1999)

嵐に閉ざされた海底基地で、バイオ操作されたサメが逃げ出した。凶悪、狡猾なモンスターシャークに隊員たちはなすすべもないのか！？　海洋パニックホラーの話題作。

「クリフハンガー」などのアクション派R・ハーリン監督によるモンスターパニックの快作。本作の冒頭にもパロディシーンがあるように、人食いザメというと誰もが「ジョーズ」を思い起こすだろうが、無慈悲なまでに主要人物を食いまくるサメと、孤立した基地で逃げ惑う人間たちの姿はむしろ「エイリアン」を思わせる。CGを駆使して描かれた巨大サメのダイナミックで素早い動きは数ある同種作品とは一線を画する出来栄え。サメの恐怖にハリケーンの襲来と、全編がクライマックスのように見どころが連発される。