映画

NY検事局

警官の父親を持ち、正義を信じる検事補が、警察内部の汚職を知ったことから苦悩する姿を、大都市ＮＹを舞台に描く社会派サスペンスミステリー。Ａ・ガルシアらが豪華共演。

ガルシア以外も、「陽のあたる教室」のR・ドレイファス、「蜘蛛女」のL・オリンら実力派が競演。監督は「十二人の怒れる男」「狼たちの午後」など社会派の名作を数々と手がけた名匠S・ルメット。「セルピコ」「プリンス・オブ・シティ」「Q＆A」など、いわば“警官汚職もの”の名手とあってか、本作でも法律と人間性の間で揺れる人々の心を鋭く描いている。原作者はルメット監督のやはり傑作「プリンス・オブ・シティ」の原作も手がけたR・デイリー。題材への取り組み方は同作品と同様、やはりリアルだ。