映画

アメリカの友人

「ＰＥＲＦＥＣＴ　ＤＡＹＳ」のＷ・ヴェンダース監督が、１９７７年に発表したサスペンス。絵画の贋作を売る詐欺師リプリーは裏社会で戦う。世界の名監督たちが多数出演。

「ベルリン・天使の詩」も知られるヴェンダース監督が、自身がこよなく愛する1950年代の米国犯罪映画にオマージュをささげたような会心のサスペンス。映画「太陽がいっぱい」の原作から始まった小説“トム・リプリー”シリーズの第3作に、第2作「贋作」の発端を加えて映像化。「太陽～」でアラン・ドロンが演じたリプリー役に米国の怪優D・ホッパーが扮し、B・ガンツや、監督が敬愛する世界の名監督たち、N・レイ、S・フラー、D・シュミットらが重要な役どころで出演しているのも映画ファンには見ものだ。