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喝采

伝説の美人女優Ｇ・ケリーが、生涯唯一のアカデミー主演女優賞に輝いた人間ドラマの名作。落ちぶれた歌手（Ｂ・クロスビー）らが織り成す切ない三角関係をしみじみと描く。

モナコ大公レーニエ3世と結婚しながら52歳のとき、交通事故でこの世を去ったケリーと、“珍道中”シリーズなどの人気者で、「我が道を往く」ではアカデミー主演男優賞に輝いたクロスビーが共演。落ちぶれた歌手が再び舞台に立つことから始まる切ない三角関係を、しみじみとしたタッチで綴った感動作。共演した名優W・ホールデンも好演。クロスビーの円熟した存在感はすばらしく、得意の歌も4曲を熱唱。監督のG・シートンは本作と「三十四丁目の奇蹟」で2回、アカデミー脚色賞に輝いている。