幸田文の小説を映画化した、名匠・市川崑監督の代表作の一つ。姉弟が互いに支え合って絆を築く姿を綴る。第14回カンヌ国際映画祭フランス映画高等技術委員会賞受賞。
17歳のげんと、3歳違いの弟・碧郎は、作家の父親と体の弱い継母とともに暮らしていた。生活は楽ではなく、継母は2人の子どもたちに冷たくあたり、家庭の雰囲気は暗かった。愛情を与えられない碧郎は悪友たちと万引きを繰り返して警察に捕まるなど、次第に素行が悪化していくが、げんはそれが今の弟にとって必要な反抗だと彼をかばい、更生を信じて温かく見守る。それから2年たったあるとき、碧郎が結核にかかってしまい……。作品データ
- 制作年/1960
- 制作国/日本
- 内容時間/98分
- ジャンル/ドラマ
出演
役名 | 役者名 |
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げん | 岸惠子 |
碧郎 | 川口浩 |
げんたちの母 | 田中絹代 |
げんたちの父 | 森雅之 |
田沼夫人 | 岸田今日子 |
署の男 | 仲谷昇 |
スタッフ
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監督市川崑
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脚本水木洋子
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撮影宮川一夫
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音楽芥川也寸志