映画

エル・マリアッチ

後に娯楽映画の鬼才となるＲ・ロドリゲス監督がたった７０００ドルの製作費と１４日間の撮影期間で作り、全３作のシリーズに発展していった新感覚バイオレンスアクション。

メキシコの小さな町を舞台に、ひとりのマリアッチ（ギターを弾くミュージシャン）が殺し屋に間違えられたことから始まる凄絶なバイオレンスのつるべ打ちを、シャープな映像感覚で描写。製作当時24歳だったロドリゲス監督はアルバイトでためたという製作費をもとに、監督などひとり7役を務める涙ぐましい努力で本作を完成にこぎ着けた。シリーズ化され、アントニオ・バンデラス主演の第2作「デスペラード」や、ジョニー・デップを共演に迎えた第3作「レジェンド・オブ・メキシコ／デスペラード」も製作された。