映画

陽のあたる場所

第２４回アカデミー賞で監督賞など計６部門を受賞した人間ドラマの名作。Ｍ・クリフトとＥ・テイラーを主演に、危険な愛と欲望に運命を振り回される男女たちの姿を描いた。

ドライサーの小説「アメリカの悲劇」の2度目の映画化で、成功を夢見るひとりの青年を主人公に、現代の若者たちの悲劇を捉えた人間ドラマの名作。第24回アカデミー賞で監督・脚色・撮影・作曲・編集・衣装デザインの計6部門に輝いた。本作が代表作となったクリフトをはじめ、テイラーやS・ウィンタースらの女優たちなど、ハリウッドの演技派スターたちが豪華競演。その魅力を存分に放ち、深刻なテーマを扱いながら共感の持てる等身大の青春像に仕立てた。監督は「シェーン」などの名匠G・スティーヴンス。