映画

仁義なき戦い　代理戦争

戦後の広島で起きた暴力団抗争をモデルに、知られざる《もう一つの戦後史》を綴る「仁義なき戦い」第３作。今回は高度経済成長期を背景に、アウトローたちの死闘を描く！

日本映画史に輝く実録ヤクザ映画シリーズ第3作。高度経済成長期を背景に、暴力団同士の利権関係が複雑化する中、“組織の論理”に救われる者、押しつぶされる者たちの明暗を描く。主人公・広能昌三を演じる菅原文太に加え、小林旭、山城新伍、梅宮辰夫など、今回も豪華キャストが競演。監督も前2作と同じく深作欣二。手持ちカメラやナレーションの多用など、臨場感を重視したドキュメンタリータッチの演出は引き続いて快調。