映画

愛情物語

人気女優・原田知世にとってデビュー映画「時をかける少女」に続く主演第２作。ミュージカルスターを夢みる少女は実の父親を捜す旅へ。監督はやはり監督第２作の角川春樹。

1980年代に薬師丸ひろ子、渡辺典子とともに“角川三人娘”として売り出された清純派・原田が「時をかける少女」の翌年に出演した主演第2作。1982年に開かれた「角川・東映大型女優一般募集」オーディションで姉・貴和子とともに審査員たちから注目されて特別賞を受賞し、原田は芸能界入り。子どものころからクラシックバレエを学んでいた原田の才能を活かそうと角川監督が企画したのが本作。“MTV時代”とも呼ばれた1980年代らしく、日本映画としては珍しいミュージカル性重視の作品に仕上がった。