映画

ふりむけば愛

大林宣彦監督が、当時人気絶頂だった名コンビ、山口百恵と三浦友和を主演に迎えた、１９７８年のヒット邦画。コンビにとっては８作目。サンフランシスコ本格ロケも見もの。

1977年の商業映画監督デビュー作「HOUSE／ハウス」が大反響を呼んだ大林監督が、先駆けてグリコのCMの仕事でも組んでいた山口と三浦を主演に迎え、公開当時、注目を集めたラブストーリー。後に結婚する山口と三浦がそれまでに映画やCMで築いた良好な関係を活かすべく、大林監督らスタッフはあえて山口たちが主演のアイドル映画に仕立てようと狙った。CM監督として海外で働くことが多かった当時の大林監督らしく、ロケ地サンフランシスコで美しい各風景を切り取った映像は一流で、今見てもおしゃれだ。