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野獣死すべし(1980)

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野獣死すべし(1980)

松田優作が主演したハードボイルドアクション。原作は人気作家、大藪春彦の同名小説。複雑な過去を経て、ある大手銀行の支店の襲撃に挑む冷徹な犯罪者を松田が迫真の熱演。

前年の「蘇える金狼」に続き、大藪原作・村川透監督・松田主演のトリオが再結集。松田が扮するのは1959年の映画化では仲代達矢が演じた原作の人気キャラ、伊達邦彦。知的でクールという持ち味はそのままだが、かつては戦場カメラマンだったという、そんなトラウマを抱えた主人公像を松田は熱演。迫真の役作り(奥歯を抜いたなど)は伝説的で、鬱屈した現代社会に反旗を翻す、アンチヒーロー映画の傑作に仕上げた。チンピラ役を熱演した共演の鹿賀丈史が、俳優として初めて大きく注目を浴びた作品でもある。

野獣死すべし(1980)

松田優作が主演したハードボイルドアクション。原作は人気作家、大藪春彦の同名小説。複雑な過去を経て、ある大手銀行の支店の襲撃に挑む冷徹な犯罪者を松田が迫真の熱演。

警視庁の刑事が何者かに殺され、拳銃を奪われる事件が発生。犯人はさらに、その拳銃を使って暴力団の賭博場を襲い、現金3千万円を強奪して逃走する。警察の厳戒態勢をあざ笑うかのように姿を消した犯人は伊達邦彦。かつて戦場カメラマンとしてレバノンなどの戦場で働いた彼は、殺人でしか自己を確認できない、病んだ人物になっていた。伊達は次に大銀行である東洋銀行の支店の襲撃を企て、チンピラの真田を仲間に引き入れるが…。

作品データ

  • 制作年/1980
  • 制作国/日本
  • 内容時間/119分
  • ジャンル/サスペンス/ミステリー

出演

役名 役者名
伊達邦彦 松田優作
真田徹夫 鹿賀丈史
華田令子 小林麻美
柏木秀行 室田日出男
原雪絵 根岸季衣
乃木 風間杜夫
結城 岩城滉一
小林 泉谷しげる

スタッフ

  • 監督
    村川透
  • 製作
    角川春樹
  • 脚本
    丸山昇一
  • 撮影
    仙元誠三
  • 音楽
    たかしまあきひこ

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ユーザーレビュー

現在、2件のレビューが登録されています。

  • 怖いほど松田優作

    • ★★★★★
    • prismania
    • 2016/10/09 16:16

    他のどの映画やドラマとは全く違う松田優作が見られます。表情が違い過ぎて迫真。
    他の大藪春彦物とは違うテイストの、堅気の人も容赦なく撃ちまくる病的な主人公。
    続きを読む

  • カッコいい以上(^^)

    • ★★★★★
    • みちこちあき
    • 2016/10/07 00:15

    松田優作という俳優がこういった作品で人気のあった頃自分はまだ若すぎて男性的な魅力に気付けなかったのでした( ̄0 ̄;

    もちろん今ならわかります( 〃▽〃)
    続きを読む

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