映画

復活の日

「仁義なき戦い」の深作欣二監督が２２億円もの製作費を費やし、小松左京（２０１１年逝去）の小説を壮大に映画化。日本映画史上屈指のスケールの超大作となった角川映画。

細菌兵器のせいで死滅の危機に襲われた人類と、辛うじて南極に逃れて生き残った人々という両者の運命は……。日本を代表するSF作家・小松による、2020年を予見したとしか思えない近未来SF小説を映画化するにあたって、深作監督は南極をはじめ世界各地で長期ロケを敢行し、日本映画として破格の製作費を使い、壮大なスケールで映画化。草刈正雄が主役を演じたのに加え、「ロミオとジュリエット（1968）」のO・ハッセー、「ギルダ」のG・フォードら世界のスターが豪華に顔をそろえて競演したのも話題だ。