- 大会第13日
- 男子シングルス決勝
- 7/7
- (日)
よる9:45
〜深夜3:00
- センターコート 第1試合
ノバク・ジョコビッチ
(セルビア)
アンディ・マレー
(イギリス)
解説:土橋 登志久 実況:河路 直樹
フェデラー&ナダルが揃って2回戦までに敗れるなど序盤から波乱続きの大会だったが、最後を締めくくるのはシナリオ通りのこの二人。王者ジョコビッチと地元マレーのトップ2シード対決となった。昨年は英国人男子として74年ぶりの決勝進出を果たしたマレーが、今年こそ自身の、そしてイギリスの悲願を成就させるのか------。
今大会はトップ20と対戦せず勝ち上がってきたマレーだが、フェルナンド・ベルダスコとの準々決勝では2セットダウンのピンチに立たされ、準決勝では新鋭ジャージー・ヤノビッチのパワーに大苦戦。膨大なプレッシャーの中、難しい試合をものにしてきた。
そして最後に立ちはだかるのが、ジュニアの頃から親しい同い年のライバル。ジョコビッチの強さは接戦をものにする精神力、ラリー戦に負けないフィジカル、左右前後どこにも隙のないディフェンス力だ。フアン マルティン・デル ポトロとの準決勝はそれをあらためて見せつける内容だった。完全アウェーとなる決勝戦、果たして完全無欠の王者も少しは怯むのだろうか。そしてマレーに秘策はあるのか。
対戦成績はジョコビッチの11勝7敗。グランドスラム決勝だけを見るとジョコビッチの2勝1敗で、ウィンブルドンでの対戦は初めてだが、舞台が同じロンドン五輪の準決勝ではマレーが7-5、7-5で勝っている。それが芝での唯一の対戦だ。マレーの初優勝か、ジョコビッチの2年ぶり2度目の栄冠か。ウィンブルドンは、もう二度とマレーの切ない涙でセンターコートを濡らしたくないのだが…。
※放送カードは、当日の試合進行により変更となる場合があります。