大会第9日
男子シングルス4回戦

(アメリカ)
(セルビア)
解説:柳 恵誌郎 実況:木村 季康
ダスト・アレルギーと戦いながら鼻をかみかみ勝ち進んでいる第3シードのジョコビッチ。コンディション万全でない中、4回戦で戦うランキング98位のジネプリは不気味なノーシードだ。5年前、18歳になったばかりで予選を勝ち上がったジョコビッチの全仏デビュー戦の相手という、ちょっとした因縁の間柄でもある。6-0、6-0、6-3。予想外の一方的スコアで勝ったのは格下のジョコビッチだった。
今回、クレーを不得意とするアメリカ男子勢の唯一の生き残りとなったジネプリ。3回戦では第16シードで2003年の覇者フアン カルロス・フェレロ(スペイン)をフルセットの末に破ってきた。全仏では過去7度の出場中6度が1回戦敗退だから相性は悪いが、2005年全米ベスト4の27歳は久々の脚光を楽しんでいる。
大会第9日
女子シングルス4回戦

(アメリカ)
(イスラエル)
解説:神尾 米 実況:久保田 光彦
ペールのこれまでの全仏の成績は4回戦が最高。今回もそこで厚い壁が待ち受けている。セレナとの対戦成績は4戦して全敗で、姉のビーナスにも今季の3敗を含め5戦全敗しているから、よほど姉妹には苦手意識があるようだ。セレナに不安があるなら体力か。3回戦のパブリウチェンコワとの試合の2セット目にドクターを呼んで治療し、1−6でセットを落とした。診断は疲労の蓄積によるめまい。ここを乗り切れば、全豪の決勝を戦ったエナンと当る可能性が大きいから、どうしても負けられないし、ここを抜ければ連覇への視界はずっと開けてくる。ペールはどうにか長い試合に持ち込んでスタミナ勝負で崩したい。
大会第9日
男子シングルス4回戦


(ブラジル)
(スペイン)
解説:坂本 正秀 実況:吉崎 仁康
失セット0で5度目のタイトルへと突き進むナダルだが、4人目は要注意だ。ベルッチは、全仏で3度優勝のグーガことグスタボ・クエルテン後にやっと現れたブラジル期待の星。2人は2年前の1回戦で対戦し、その時はナダルのストレート勝ちだったが、ベルッチはそれからランキングを40位近く上げた。トップ10からの勝利はまだないが、グーガも応援に駆けつける。対策は十分に練ってくるだろう。
一方のナダルも負けられない。今季クレーコートでは負けなしの18連勝だが、このベルッチ戦にクレーコートでの通算200勝がかかっている。現役では4番目でも、199勝16敗という勝率は群を抜いている。勝てば次はベルダスコとアルマグロのスペイン対決の勝者。力が入る。
大会第9日
女子シングルス4回戦

(セルビア)
(スロバキア)
解説:杉山 愛 実況:河路 直樹
トップハーフの4回戦の中では最も予想が難しいカードだろうか。ランキングは女王経験もあるヤンコビッチのほうが上で、インディアンウェルズの優勝、ローマの準優勝などビッグトーナメントでの活躍で今季調子は上向き。だが、ハンチュコバとの対戦は3勝3敗。最近の2試合はハンチュコバが勝っており、2試合ともここ2か月間のクレー大会だから十分参考になるだろう。
ローマ、マドリッドと前哨戦で連続初戦敗退が気になるハンチュコバだが、昨年の全米ベスト4のヤニナ・ウイックマイヤーを破った3回戦を含めて、ここまでの3試合全てストレート勝ちと好調。一方、過去に全仏で2度準決勝に進んでいるヤンコビッチは、グランドスラム6大会ぶりのベスト8進出で女王復活への足がかりを目論む。