大会第4日
女子シングルス2回戦

(スペイン)
(アメリカ)
解説:神尾 米 実況:久保田 光彦
どちらかというとクレーは苦手のビーナスだが、今大会は気合いが入っているようだ。先週のWTAランキングで2位に上昇。セレナと姉妹で7年ぶりにトップ2を独占したが、全仏で第1、第2シードとして出場するのは初めてで、グランドスラム全体でも2003年の全豪オープン以来だ。決勝まで当たらないと分かっているときの姉妹は不思議と強い。初戦はタフな相手と思われたシュニーダーに6-3、6-3と快勝した。
一方、ランキング59位のパーラ サントンハは、2004年の52位から2008年には一時400位台まで深い低迷に陥った27歳。ツアー屈指のサーブを持つビーナスだが、パーラ サントンハも奈良くるみとの1回戦では圧倒的なサーブ力を披露した。ビーナスにも通用するだろうか。
大会第4日
男子シングルス2回戦

(スイス)
(コロンビア)
解説:柳 恵誌郎 実況:木村 季康
ディフェンディング・チャンピオンとして初めてローランギャロスに戻ってきたフェデラー。確実にここへピークを合わせてきたクレーシーズンの戦い方には連覇への執念がうかがえる。多少ナーバスになりそうな初戦を「パーフェクトなスタート」という内容でオーストラリアのピーター・ルックサックに難なくストレート勝ち。2回戦ではコロンビア出身の左利きファージャを迎える。
世界ランク70位のファージャはクレー巧者の多い南米の出身で、しかも標高2600mの高地ボゴタに住むというから、その持久力には少し警戒が必要だ。ただし、2004年のウィンブルドン、2006年の全仏、とサーフェスの異なるふたつのグランドスラムで対戦し、いずれもフェデラーがストレート勝ちしている。
大会第4日
男子シングルス2回戦


(イタリア)
(フランス)
解説:坂本 真一 実況:河路 直樹
全仏では過去2年続けてロジャー・フェデラーに道をふさがれた地元フランスのモンフィス。一昨年は準決勝、昨年は準々決勝だったが、観客の後押しもあり、かなり善戦した。ローランギャロスは彼がもっとも勝ちたい場所であり、実際に最も好成績を残しているグランドスラムでもある。とはいえ、新しい時代の到来を予感させた長い手足の黒人プレーヤーが、ジュニア時代に期待されたほど伸びていないのも事実。
そろそろ殻を破りたい23歳は、今回順当なら4回戦でフェデラーと戦うことになるが、その前にまずは次の2回戦だ。相手はイタリアの92位フォニーニだが、今季出場した15大会12大会が1回戦負け。モンフィスとしては、不調の同い年プレーヤーにこのホームで負けるわけにはいかない。
大会第4日
女子シングルス2回戦

(ロシア)
(スペイン)
解説:坂本 正秀 実況:吉崎 仁康
第5シードのデメンティエワは、強烈なフォアハンドを武器に2004年、全仏と全米のグランドスラム2大会で準優勝。最近でも、全豪オープンで繰り広げたジュスティーヌ・エナンとの接戦や、昨年ウィンブルドン準決勝でのセレナ・ウイリアムズとの死闘など記憶に残るハイレベルの試合が多い。いつも敗者で終わる“弱さ”と向き合ってきた28歳だが、今大会も虎視眈々と優勝を狙っている。
まだ先は長いが、次の2回戦は対戦成績3勝1敗の相手メディナ ガリゲスだ。グランドスラムでは2007年全仏と昨年全豪の4回戦が最高だが、日本のファンなら昨年、クルム伊達公子がWTAツアー優勝を果たしたソウルの決勝で戦った相手として記憶しているかもしれない。ちなみにクルム伊達はその後、バリでもこの選手に勝っている。