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NBAは現地6日、米スポーツ専門チャンネルESPNと米ケーブルテレビ向け総合チャンネルTNTとの放映権更新について、長期契約を結ぶことで合意した。
事情に詳しい関係者によると、新たな契約では、両ネットワークからの年間放映権料は、現在の9億3000万ドル(約1013億円)から26億ドル(約2833億円)以上へと2倍以上に跳ね上がるという。
現行の契約があと2シーズン残っている中での合意となったが、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は「最終的に今がベストなタイミングだと判断した」とコメント。「経済的に極めて健全な取り引き」と権料の高騰についての見解を示した。
新たな契約は2024-25シーズンまでの9年間。現行の契約は8年で、2015-16シーズンで満了となる。
NBAファイナルに関しては、これまでどおりESPNと同じウォルト・ディズニー傘下の米主要地上波テレビ局『ABC』が放送。またカンファレンス決勝も、ESPN/ABCとTNTが半分ずつ放送する。
新たな契約下では、ESPNとABCはレギュラーシーズンの放送が10試合増え、合計で100試合を放送。またESPNはNBAと連携し、携帯端末向けの新たなサービスを計画している。
広告主にとってのライブイベントの価値は次第に高まっており、スポーツ全般の放送権料が急騰している。リーグのメディア委員会の委員長を務めるワシントン・ウィザーズのオーナーのテッド・レオンシス氏は「NBAのオーナーにとって、といよりも正直なところ、いかなるプロスポーツのオーナーにとっても今が最高の時だ」と語った。(STATS-AP)