
UEFA EURO 2012TM(サッカー欧州選手権)は9日、“死のグループ”と呼ばれるグループBのドイツ代表、オランダ代表、ポルトガル代表、デンマーク代表が登場する。この注目の初戦を前に、大会の主役候補の1人であるポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドが、優勝候補のドイツ代表との試合に向けた意気込みを語った。
C・ロナウドはまず、レアル・マドリードのチームメイトであるドイツ代表のMFエジルおよびMFケディラに対して、冗談ながら宣戦布告した。
「エジルとケディラが、やるべき事を全うしてくれることを願っている。つまり、酷いプレーをしてもらうということだ」
一方、真剣な表情に戻ったC・ロナウドは、ドイツ代表の強さを素直に認めながらも、ポルトガル代表のチーム力に自信を示した。
「ドイツは大会屈指の強豪の1つだ。彼らは優れた選手を揃えているだけではなく、ハードワークをいとわない戦う集団だ。だが、ポルトガルはそういった相手と競い合う準備ができている。チームの雰囲気は最高だし、選手は非常に団結しているので、素晴らしい大会にすることができるはずだ。フィジカル面と戦術面で最高の状態にあるチームが栄冠を手にすることになるだろう。僕はそれがポルトガルとなることを願っている」
C・ロナウドはここ最近、4月25日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝のバイエルン・ミュンヘンとのセカンドレグ、今月2日に行われたトルコ代表とのフレンドリーマッチと、レアル・マドリードでもポルトガル代表でもPKを外している。だが、チームの大黒柱としての責任を自覚する同選手は、ドイツ代表戦でもPKキッカーを担当することを明言した。
「今シーズン全体で見れば、僕はしっかりとPKを決めている。確かに最近は連続で外しているが、これはむしろ相手のGKを褒めるべきだろう。ドイツ戦でPKが貰えたなら、もちろん担当するつもりでいる。ベストを尽くして蹴るまでだ」
写真:Press Association/アフロ