優勝候補のドイツ代表およびオランダ代表、実力者のポルトガル代表およびデンマーク代表が集い、“死のグループ”と呼ばれるグループB。惜しくも準優勝に終わった前回大会のリベンジに燃えるドイツ代表が、9日に行われるポルトガル代表との大会初戦で戦術を変更することが明らかになった。
ドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督は、試合まで2日となった7日の記者会見で、DFラームが持ち味である攻撃力を最大限に生かせるよう左サイドバックに配置することを明言すると共に、ポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウド封じの負担が大きくなる右サイドバックにはDFボアテングもしくはMFラース・ベンダーを起用する予定であることを説明した。
「ラームが左サイドバックとしてプレーするのは、我々にとって非常に有益だ。代わりの右サイドバックとしては、ボアテングがファーストチョイスとなる。しかし、ベンダーも同ポジションの練習でとても良いプレーをしている。私はこのオプションも気に入っている」
一方、チームの主将を務めるラームも、左サイドバックでのプレーへの強い自信を見せた。
「監督の意向を受け入れた。左サイドバックへのポジション変更は全く問題ない。僕はこのポジションでもプレーできることを、これまで別のトーナメントでも証明している」
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