映画

赫い髪の女［R15＋指定版］

ゆきずりの男と女がアパートの一室でひたすら性愛にふけるさまを鮮烈かつ濃密に描き、神代辰巳監督、そして日活ロマンポルノを代表する１本として熱く語り継がれる傑作。

中上健次の短編「赫髪」をもとに若き日の荒井晴彦が脚本を手掛け、神代監督が鮮やかに映画化。「四畳半襖の裏張り」や「赤線玉の井　ぬけられます」でも同監督とコンビを組んだロマンポルノの名女優・宮下順子が、タイトルロールのヒロインに扮して艶っぽい女の魅力を存分に発揮。また、彼女を道で拾い上げるトラック運転手に扮して石橋蓮司も体当たりの熱演を披露。アパートの一室にこもってひたすら性愛にふける男女の姿を絶妙の演出とカメラワークで追い、日活ロマンポルノを代表する屈指の名作がここに誕生した。