映画

テレーズの罪

「アメリ」の人気女優Ａ・トトゥを主演に迎えた文芸ドラマ。１９２０年代、フランス南西部。政略結婚のため、愛の無い生活を送ることになった主人公テレーズの選択は……。

ノーベル賞作家F・モーリアックの代表作で、フランスのカトリック文学史上でも有名な小説を映画化。まだ女性が尊重されなかった時代、愛の無い生活に悩み苦しむヒロイン役を、トトゥは毅然とした姿勢で熱演。監督は、惜しくも本作が遺作となった、「なまいきシャルロット」「伴奏者」「ある秘密」などでフランスを代表する名監督だったC・ミレール。共演は「ジブラルタルの罠」のG・ルルーシュ。日本では“フランス映画祭2013”で「テレーズ・デスケルウ」という邦題で上映された。