「ゆきゆきて、神軍」の原一男監督が日本の戦後文学を代表する作家・井上光晴の晩年を密着取材し、自らの人生をも虚構で彩った“全身小説家”の実像に迫った渾身の力作。
「地の群れ」などの名作で知られ、日本の戦後文学を代表する作家のひとり、井上光晴。昭和52年、自らの第二の故郷たる長崎の佐世保に文学伝習所を開設。以後、そこを自らの拠点として、晩年はがんと闘いながらなおも精力的に活動し、埴谷雄高、瀬戸内寂聴ら、長年の知人と交遊する彼の姿をカメラは追うが、やがて関係者たちの証言を通して、彼が自らの人生にさまざまな文学的虚構を施していた意外な事実が次第に浮き彫りとなる。作品データ
- 制作年/1994
- 制作国/日本
- 内容時間/157分
- ジャンル/ドキュメンタリー
出演
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井上光晴
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井上郁子
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埴谷雄高
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瀬戸内寂聴
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野間宏
スタッフ
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監督原一男
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撮影原一男
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音楽関口孝