映画

そこのみにて光輝く

綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉らが共演し、希望の光を求めてもがく男女のどん底人生を鮮烈に描き、第８８回キネマ旬報日本映画ベスト・テン第１位など、絶賛を博した感動作。

原作は近年再評価が進む佐藤泰志の同名小説。絶望の底で生きる気力を失っていた1組の男女が、運命的に出会い、人生の希望と再生の光を求めて懸命にもがくさまを、「オカンの嫁入り」の呉美保監督が、彼らにそっと寄り添うようにして繊細かつ鮮烈に描写。その後も活躍する綾野、池脇、菅田らが、そろって入魂の熱演を見せて人生のやるせない重みを体現。キネマ旬報の個人賞でも監督賞、主演男優賞、脚本賞に輝いたほか、第38回モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞するなど、国内外で高い評価を勝ち得た。