「ユーミン×帝劇」シリーズ第2作。現代と戦争の時代を行き来しながら3人の男女の友情と純愛を松任谷由実の十数曲のパフォーマンスと絡み合わせて描く感動作。
人々の記憶に刻まれる楽曲や、時代を切り開く斬新なライブパフォーマンスを創造し続けてきたユーミンこと松任谷由実。そんな彼女が新しい挑戦として2012年に帝国劇場で上演したのが音楽と演劇の融合による新しいエンターテインメント「8月31日〜夏休み最後の日〜」だった。あれから2年。2014年、ユーミンと帝国劇場のコラボレーション第2作が誕生した。今回も脚本・演出はユーミンのプロデューサー松任谷正隆だ。【ストーリー】1994年、心を閉ざしがちな女性・園子(藤真利子)は、医師(石黒賢)らに見守られながら高齢者施設で暮らしていた。園子の願いは、一人息子と再会すること。だが何度電話をしても息子は顔を見せない。ある日、園子はふとしたことで自らの記憶をたどり始めるのだった。舞台は松任谷由実が「A HAPPY NEW YEAR」を歌う中、太平洋戦争の終結が近い年の正月へと時をさかのぼる。園子(比嘉愛未)と親戚の春子(福田沙紀)、2人の幼なじみ・栄一(渡部豪太)はいつも一緒に行動する仲。本家の令嬢で心優しい園子は、両親を亡くしながらも暮らし向きはよくいつも上等な洋服を着ていた。そんな園子に分家筋で貧しい春子はついついとげのある言葉を浴びせてしまう。ある日男友達の吹くラッパの音色をほめる園子に、栄一は複雑な表情を見せる。栄一は園子に恋心を抱いていたのだ。一方園子と春子も栄一に特別な感情を持っていた。
収録日・収録場所
- 2014年10月23日/東京 帝国劇場
出演
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松任谷由実
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比嘉愛未
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福田沙紀
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渡部豪太
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石黒賢
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藤真利子
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入絵加奈子
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奥田達士
スタッフ
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脚本・演出松任谷正隆