ドキュメンタリー
ノンフィクションW 「ブルーノート」の逆襲 〜名門ジャズ・レーベルの未来を託された男〜

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ノンフィクションW 「ブルーノート」の逆襲

名門ジャズ・レーベルが、世界的な音楽不況の中で今、黄金期を迎えている。その立役者である、社長ドン・ウォズのプロデュースワークに密着。音楽哲学を堀り下げる。

2014年に創設75周年を迎えた老舗レーベルが、今、あらたに黄金期を迎えている。キーパーソンは、2012年に社長に就任したドン・ウォズだ。
ローリング・ストーンズ、リンゴ・スター、ボブ・ディランら多くの名だたるアーティストの音楽をプロデュースしてきた彼は、1994年の最優秀プロデューサー賞受賞ほか数々のグラミー賞受賞作品を手掛けてきた名プロデューサー。だが、いずれもジャズとは異なるポップス界での活躍だった。そんな彼が「ブルーノート」の社長になり取り組んだのは、「本物」と見込んだミュージシャンたちとともに、ジャンルや人種の壁を超えた、21世紀のジャズ。伝説にあぐらをかくことなく、先鋭的で革命的な音楽の探求へと奮闘するドン・ウォズのプロデュースワークに密着し、名門ジャズレーベル「ブルーノート」とその未来を託された男の音楽哲学を深堀りする。

ノンフィクションW 「ブルーノート」の逆襲

名門ジャズ・レーベルが、世界的な音楽不況の中で今、黄金期を迎えている。その立役者である、社長ドン・ウォズのプロデュースワークに密着。音楽哲学を堀り下げる。

1939年にアメリカ・ニューヨークで誕生したレコードレーベル「ブルーノート」はマイルス・デイヴィスからハービー・ハンコックまで世界のジャズシーンの礎を築いた名門。
2012年、ポップス界で名をはせた音楽プロデューサー、ドン・ウォズが社長に就任した時から、名門ジャズレーベル「ブルーノート」の逆襲は始まった。彼は同年のグラミー賞で、ジャズアーティスト、ロバート・グラスパーによるR&B部門での受賞という快挙を実現した。音楽業界が低迷するなか、「ブルーノート」は業績を伸ばす。ブルーノートの歴史の根底にある美学を理解し、ジャンルや人種の壁を超えた21世紀のジャズに挑む。
2014年夏、ドンは、ホセ・ジェイムズによるビリー・ホリデイのトリビュートアルバム『イエスタデイ・アイ・ハド・ザ・ブルース』にプロデューサーとして参加した。番組はこのレコーディングに密着する。ここではアーティストに妥協なき表現の自由を与える、ドンのプロデュース術が明らかになる。常に先鋭的で革命的な、本物の音楽を作り続ける社長ドン・ウォズ。「ブルーノート」の新しい歴史が、またひとつ刻まれる。(2015年)

出演

  • ドン・ウォズ
  • ロバート・グラスパー
  • ホセ・ジェイムズ
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