2013年に行なわれた欧米公演および東北地方での公演を中心に、国境を越え言葉や文化の壁を越えて聴く者を虜にする、辻井伸行の創造力の核心に迫るドキュメンタリー。
音楽の神に導かれるように世界各地で公演を行ない、いずれの場所においても絶賛を受け続けている辻井伸行。2013年には年明けから春にかけて北米をまわり、6月に東南アジア、秋にはヨーロッパと精力的に世界を飛び回った。そんな2013年の活動の中から3月に行なわれた北米ツアーと6月に行なわれた東北ツアーに密着。番組は公演の模様を中心に、誰もがとりこになる辻井の創造力の核心に迫ったドキュメンタリーである。音楽という“共通言語”を手に言葉の壁を飛び越えて人々と触れ合う彼の姿、あるいは被災地での演奏を通して実現した音楽での交流に笑顔を見せる彼の表情から、辻井伸行という存在、音楽の持つ力を改めて探る。監督は、NYを拠点に、100本を超す映画、テレビ番組を制作するピーター・ローゼン。ドビュッシーやショパンの名曲演奏はもちろん、聴衆や関係者へのインタビューも交えて、音楽家・辻井伸行の本質を浮き彫りにする。
スタッフ
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監督ピーター・ローゼン