日系三世としてブラジルに生まれ、16歳で単身日本へ渡った闘莉王。半年間にわたる本人への密着取材を軸に、2つの祖国のために闘い続ける男の背中を追う。
家族との別れ、言葉の壁…さまざまな困難を乗り越え、闘莉王は2003年に日本国籍を取得。2004年のアテネオリンピックで日本代表選手としてピッチに立った時、「君が代」を聴いて全身が震えたというエピソードは、彼が日系人であり日本にルーツがあることを物語る。2006年にフル代表入り。以来、長きにわたり代表選手として日本を支えてきた。2014年、33歳、今季から名古屋グランパスのキャプテンを務めるが、Jリーグで泥沼の5連敗を喫するなど、かつてないほどの壁に直面している。しかし、今も母国ブラジルに住む家族のために、そして自分を育ててくれた日本の関係者のために、闘莉王は文字通り闘い続けている。
半年間にわたる長期密着取材を軸に、同じくブラジルから日本国籍を取得したラモス瑠偉や三都主アレサンドロ、代表・クラブのチームメート楢崎正剛らのインタビューを交え、2つの祖国を持つ男の背中を追う。
出演
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出演田中マルクス闘莉王
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出演岡田武史
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出演ラモス瑠偉
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出演楢崎正剛
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出演三都主アレサンドロ
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ナレーション細川茂樹