三谷幸喜の書き下ろし作品。小説「ジキル博士とハイド氏」をベースにしたコメディ。19世紀末のロンドンを舞台に片岡愛之助、今作が初舞台となった優香、藤井隆らが出演。
二重人格をテーマに据えたロバート・ルイス・スティーヴンソン著作の怪奇小説「ジキル博士とハイド氏」に着想を得た、シチュエーションコメディ。「ただ面白いだけの、笑った後に何も残らない喜劇を創りたい」と三谷が語るように、彼自身が感じる普遍的な笑いと面白さを最もシンプルな形で提示した舞台となり、会場は爆笑につぐ爆笑の連続となった。【ストーリー】19世紀末のイギリス、ロンドン。ある日の昼下がり。科学者・ジキル博士(片岡愛之助)の研究室を恩師・ダンヴァース博士の娘、博士の婚約者のイヴ(優香)が訪ねてきていた。博士は留守で、彼女の相手をしているのは助手のプール(迫田孝也)。やがて帰宅した博士は、イヴの来訪と明日に控えた新薬の研究発表会への緊張からか、奇妙なほどテンションが高い。
さらに研究室には新たな来訪者が。博士から呼び出しを受けた俳優ビクター(藤井隆)だ。博士は発表会で、大きな「賭け」に出ようとしていた。人間の人格、その善と悪とを分離させる画期的な薬。ジキル博士の発明は、周囲の人々の意外な真意をあぶり出す…。
演目
- 酒と涙とジキルとハイド
収録日・収録場所
- 2014年5月12日/東京 天王洲銀河劇場
出演
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出演片岡愛之助
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出演優香
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出演藤井隆
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出演迫田孝也
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演奏高良久美子
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演奏青木タイセイ
スタッフ
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作・演出三谷幸喜