映画

紙ひこうき

第８５回アカデミー賞で短編アニメ映画賞を受賞した、ディズニーによる短編アニメーションの魅力的な秀作。大都会で、紙ひこうきが奇跡を起こし、ある男女をつないでいく。

ほぼモノクロ＆サイレントで、ある男女が紙ひこうきのおかげで再会できるかどうかを叙情豊かに描いた、大人も楽しめる逸品。紙ひこうきが第3の登場人物として名演を見せるのは、まさにアニメーションならでは。本作が初監督のJ・カースは「塔の上のラプンツェル」での経験を経て、デジタルとアナログの融合を目標に。アカデミー賞でディズニーの短編アニメーションが受賞したのは第42回の「It’s　Tough　to　Be　a　Bird（原題）」以来43年ぶり。日本では「シュガー・ラッシュ」と同時上映。