伝説のレコーディングスタジオ「サウンド・シティ」の隆盛と衰退を追う。グラミー賞13冠のロックのアイコン、デイヴ・グロールが映画監督を務めたドキュメンタリー映画。
グランジ/オルタナティヴ・ロックの象徴的存在となったニルヴァーナのドラマーであり、現在はフー・ファイターズのフロントマンとして活躍するデイヴ・グロール。彼がバンド活動を休止してまで取り組んだ初監督映画が『サウンド・シティ −リアル・トゥ・リール』(2013年)だ。サウンド・シティは、1970〜80年代にロックの名盤の数々を生み出した伝説のレコーディングスタジオ。1991年、ここでニルヴァーナの傑作『ネヴァーマインド』をレコーディングしたデイヴは、既に旧式となっていたアナログ機材特有の生々しい音に魅了され、2011年のスタジオ閉鎖を機に映画の製作を決意。同じくその音に惚れ込んだポール・マッカートニー、ニール・ヤング、故カート・コバーン、フリートウッド・マック、トム・ペティらのコメントや、サウンド・シティの機材を移設したデイヴのスタジオでの、彼らとのセッションが盛り込まれた、音楽ファン必見のドキュメンタリーだ。
この作品から、「Cut Me Some Slack」が第56回グラミー賞の最優秀ロック・ソング。そしてサウンドトラックが同賞最優秀サウンドトラック・アルバムを受賞した。
出演
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ポール・マッカートニー
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ニール・ヤング
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カート・コバーン
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ジョニー・キャッシュ
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フリートウッド・マック
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トレント・レズナー (ナイン・インチ・ネイルズ)
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トム・ペティ
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他
スタッフ
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監督デイヴ・グロール