日本最初のロック・フォトグラファー、長谷部宏。ビートルズからボン・ジョヴィまで洋楽の魅力を伝えてきた彼の作品が電子化される。一瞬を切り撮る動と静の世界に迫る。
「ミュージック・ライフ」誌の専属カメラマンとして、来日前のビートルズなど数々のミュージシャンの撮影を行なった長谷部宏。彼が活躍した1960〜80年代は、洋楽に関する情報が今よりもずっと限られていた。全国のロックファンにとっては、長谷部の写真がアーティストのイメージを代表するものになることも多かったという。そういった時代背景もあり、長谷部は“日本最初のロック・フォトグラファー”と呼ばれている。現在、彼の写真はいまだに世界中からオファーが届く。そのためデジタル化が始まったという。日本に洋楽が充実した時代を撮り続けた長谷部が、ビートルズ、ポール・マッカートニー、クイーン、ボン・ジョヴィなどを撮影したカットとともに、エピソードを明かす。世界で最も撮影したというクイーンなど、対象との距離が密接だった長谷部は、彼らとどう接し限られた条件の中で名カットを残したのか?根幹にあったカメラマン魂に迫る。
出演
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長谷部宏