音楽

ガンズ・アンド・ローゼズ ライブ・イン・ロンドン 2012

２０１２年５月にロンドン、Ｏ２アリーナで開催されたガンズ・アンド・ローゼズのライブ。オリジナル・メンバーのイジー・ストラドリンがゲストとして参加した。

1985年の結成以来、全米だけで4200万枚、全世界では1億枚以上にもおよぶアルバム・トータルセールスを記録し、今年、“ロックの殿堂”入りを果たすなど名実ともに伝説のロックバンドとして君臨している、ガンズ・アンド・ローゼズ。14年の歳月と14億円の費用を費やして2008年にリリースされたオリジナル・アルバム『チャイニーズ・デモクラシー』以降の新作の発表こそないものの、ライブを行なうたびに大きな反響を巻き起こすなど、その影響力にはいささかの陰りも見えない。
そんな彼らが2012年に開催したヨーロッパ・ツアー「アップ・クロース・アンド・パーソナル・ツアー」の中から、5月31日にロンドンのO2アリーナで行なったライブの模様をWOWOWで放送する。直前のマンチェスター公演でも開演時間の大幅な遅れがあるなど、相変わらずお騒がせなニュースとともに幕を開けたロンドン公演だが、そうしたフラストレーションを晴らすかのように怒涛のパフォーマンスが展開され、客席の興奮は一気にピークへと達した。『チャイニーズ・デモクラシー』の収録曲はもちろんのこと、「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」「ロケット・クイーン」など全てのキャリアを網羅した名曲の数々が披露されていくが、最大のサプライズは、1991年に脱退したオリジナル・メンバーのギタリスト、イジー・ストラドリンの登場。バンドの初期の作品の多くを手がけた名プレーヤーの2006年以来となる突然の参加に客席の誰もが驚き、歓喜の声を上げた。番組ではその貴重なシーンも余すところなくお送りする。イジーを交えて演奏される「14イヤーズ」「ユー・クッド・ビー・マイン」「ナイトレイン」「パラダイス・シティ」はまさに永久保存版である。
そんな彼らの “伝説”と“貫録”が炸裂した圧倒的な一夜をWOWOWの放送でご堪能いただきたい。