2012年でデビュー40周年を迎えた松任谷由実の楽曲をミュージックビデオで振り返るスペシャルプログラム。
1972年7月にシングル「返事はいらない」で松任谷由実(当時は荒井由実)がミュージック・シーンに登場してから40年が過ぎた。デビュー翌年の73年に発表されたファースト・アルバム『ひこうき雲』が世の中に与えた衝撃は計り知れないものがあり、それまでの日本のポピュラー音楽史には存在しえなかった洗練したコード進行や心のひだにまで訴えてくるような内省的な歌詞世界、ノンビブラートで瑞々しく歌い上げるボーカル力なども相まって、彼女の存在自体が“新しい音楽の流れ=ニューミュージック”と称されるほどのものだった。
ボサノヴァのリズムが心地よくもセンチメンタルに耳をくすぐった「あの日にかえりたい」、高速をとばすときのBGMとして幾度となく耳にした「中央フリーウェイ」、いつも優しい気持ちにリセットしてくれる「守ってあげたい」、歌詞に導かれて横浜のレストランまで足を運んだ「海を見ていた午後」、青春の青い思い出が蘇ってくる「ノーサイド」、日本中がこの曲に勇気づけられた「春よ、来い」…………、その名曲を挙げていけば数は限りなく、その名曲とともに歩んだ人の人生も無数に存在する。11月20日にリリースされる40周年記念ベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』は、そんなたくさんの名曲と人々の思い出が詰まった1枚。WOWOWでは、このアルバムのリリースに合わせて、ユーミンの40年の歴史をクリップで振り返っていく特別番組『松任谷由実 ミュージック・ライブラリー』を放送する。映像で確かめるユーミンの足跡と、改めて噛みしめる名曲とともに歩んだ道のり。あなたの中に眠っている思い出をユーミンの曲と一緒に拾いに行きませんか?