ステージ
サロメ 平野啓一郎×宮本亜門×多部未華子

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サロメ 平野啓一郎×宮本亜門×多部未華子

オスカー・ワイルドの傑作を、芥川賞作家・平野啓一郎が新翻訳し、宮本亜門が演出。現代的な視点でよみがえらせた。純粋無垢なサロメが、新しい狂気の世界へいざなう。

ワイルドの原作を、平野が美しく現代的な言葉で翻訳。宮本は主人公のサロメにまったく新しいイメージを与え、ステージを仕立て上げた。多部未華子が演じるサロメは、“官能的な魔性の女”ではなく、若くて清純なイメージ。そのけがれのない純粋さゆえに狂気に突き進む姿は衝撃的だ。王役の奥田瑛二、その妻役の麻実れい、預言者役の成河が強烈な存在感。登場人物たちの激情に、緊張感が張り詰めていく。
ステージには、預言者の閉じ込められた牢とサロメたちの暮らす世界が重層的に組み上げられた。モダンな装いで純白の王の居室は、やがて血の赤に染められていく。古典・現代の枠を超え感覚を刺激してくる、新しい「サロメ」の世界だ。

サロメ 平野啓一郎×宮本亜門×多部未華子

オスカー・ワイルドの傑作を、芥川賞作家・平野啓一郎が新翻訳し、宮本亜門が演出。現代的な視点でよみがえらせた。純粋無垢なサロメが、新しい狂気の世界へいざなう。

新約聖書の伝承をもとに、19世紀の作家オスカー・ワイルドが書いた戯曲「サロメ」。その衝撃的な内容は賛否を巻き起こしながらも、オペラや、絵画、映画にもなり世界中に広まった。幽閉された預言者を愛するあまり、その首を欲する女性サロメ。背徳の女の物語に、宮本亜門と平野啓一郎が現代の感覚で新たな息吹を吹き込んだ、新感覚の「サロメ」をお届けする。
<ストーリー>エルサレム、ヘロデ王の宮殿。実の兄を殺し、その妻ヘロディア(麻実れい)を妻としたヘロデ王(奥田瑛二)は、義理の娘サロメ(多部未華子)に心を奪われていた。宴席で見つめてくるヘロデ王から逃れたサロメは、地下の牢に囚われている預言者ヨカナーン(成河)と出会う。その孤高の姿と言葉に激しく惹かれたサロメ。激情に突き動かされるまま、ヘロデ王にヨカナーンの首がほしいと告げる。

収録日・収録場所

  • 2012年6月7日/東京 新国立劇場

出演

  • 多部未華子
  • 成河
  • 麻実れい
  • 奥田瑛二

スタッフ

  • オスカー・ワイルド
  • 翻訳
    平野啓一郎
  • 演出
    宮本亜門
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