試練を乗り越えた若きエース錦織圭と、不屈のベテラン、クルム伊達公子。日本のテニス界を牽引する2人のテニスプレーヤーの2011年をプレイバック!
2011年の錦織圭は、1月の「全豪オープン」で日本人男子46年ぶりとなる3回戦進出を果たし、11月スイス・インドア大会では世界No.1のジョコビッチを破る日本人初の快挙を達成。ランキングは、グランドスラム大会でシード圏内となる24位まで上昇した。9月には「デビスカップ」のプレーオフに出場し、日本の27年ぶりワールドグループ復帰にも貢献するなど、まさに飛躍の1年となった。一方、クルム伊達は、41歳という年齢やケガとも戦い続けながら試練のシーズンを送った。6月「ウィンブルドン」のビーナス・ウイリアムズとの3時間近い激闘や、10月「HPオープン」でのダブルス優勝など、要所で輝きを放ったものの、シーズン後半はグランドスラム大会出場目安となる100位死守を目標にもがき続けていた。「限界」を見据え彼女はなぜ戦い続けたのか?不屈のベテランが挑戦を続ける理由とは!?