あなたが13人目の陪審員になる!三谷幸喜の傑作法廷劇!
三谷幸喜の出世作が2006年、13年ぶりに復活した!90年、自らが主宰する劇団「東京サンシャインボーイズ」で初演、91年には映画化された法廷劇の傑作だ。市民が裁判に参加する「裁判員制度」を予見したような作品で、本作は「陪審員制度」が日本にあったらという設定で描かれている。
陪審員役の12人には、「理想のメンバーが集まるまで待っていた」と三谷氏に言わしめた、バラエティ豊かでかつ豪華なメンバーがそろった。初舞台となった江口洋介、三谷作品常連の小日向文世、筒井道隆、温水洋一、人気声優の山寺宏一、三谷脚本・監督の映画『THE有頂天ホテル』(2006年)にも出演した生瀬勝久、浅野和之、堀部圭亮、鈴木砂羽、そして石田ゆり子の12人。脚本も書き直され新たな「12人〜」が誕生した。
<ストーリー>
一般市民から無作為に選ばれた12人の陪審員。名前や職業、年齢もわからない初対面同士がある事件の審議を始める。被告が有罪か無罪かを決める結論は全員の意見が一致したうえで出すという条件のもと、陪審員たちは多数決をとり「無罪」で一致。審議は早くも終わったかに見えたのだが、陪審員のひとりが無罪の根拠を問いただし始めたことから大混乱!
有罪の可能性も出てきて審議は二転三転、議論に慣れない“優しい”日本人がどうこの場を乗り切り、人が人を裁く難しさと向き合っていくのか。果たしてこの12人は結論を出すことができるのか!?