逸品の酒の誕生秘話に迫る「銘酒誕生物語」第8弾。杜氏の技の継承に挑みうまい酒造りに精進する「初緑(はつみどり)」(岐阜)と「喜久酔(きくよい)」(静岡)を紹介。
銘酒誕生のドラマを解き明かす人気シリーズ「銘酒誕生物語」の第8弾。今回も日本酒業界を牽引する銘酒「十四代」の蔵元、高木顕統を監修に迎え、試行錯誤を繰り返しながらおいしい日本酒造りに精進している蔵元を紹介する。今回のテーマは“杜氏の技”。これまで高木氏は徹底したデータ管理のもと酒造りを続けてきたが、最近では「ベストデータで造った酒をさらに一段上のランクにするためには勘とでもいうべき“杜氏の技”が加わらなければならない」と考えている。その“杜氏の技”の継承に挑む2つの酒蔵を高木氏が選定。静岡県と岐阜県を訪れる。一つは静岡県藤枝市、江戸中期創業の青島酒造の「喜久酔(きくよい)」。後継ぎながら一時はファンドマネージャーとして全く違う世界で活躍してきた青島孝氏が南部杜氏富山初雄さんの元で酒造りを始め、2004年に杜氏デビュー。それまでと変わらず素晴らしい酒との評価を受け、見事に富山さんの技を引き継いだ。
もう一つは、岐阜県下呂市、創業享保5年の高木酒造(現:奥飛騨酒造)の「初緑(はつみどり)」。母親が病に倒れたのを契機に中学の英語教師から女性杜氏へと転身した長女の高木彬江さん。現在、南部杜氏畠山勝美さんの元で修行中。番組では監修の高木顕統氏との交流も交え、‘杜氏の技’を引き継ぐべく酒造りに励む姿を追う。(2011年初回放送)
出演
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語り佐々木蔵之介
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出演高木彬江(岐阜 奥飛騨酒造)
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出演青島孝(静岡 青島酒造)
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出演高木顕統(山形 高木酒造)
スタッフ
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監修高木顕統