1992年のシュールなギャグ・バラエティ・ショー。テーマは鍵のないトイレで用を足すような“不安感”。数々のコントが淡々とそして過激に繰り広げられる。
大竹まこと、斉木しげる、きたろうのシティボーイズ。81年に「シティボーイズ・ショー」として始まった彼らのライブ。それから、竹中直人、いとうせいこう、中村有志らがレギュラー・メンバーとして定着した。だが、あまりにもネーミングがダサかったため、その名を「ラジカル・ガジベリ・ビンバ・システム」と改名。現在はまた3人だけに戻ったが、彼らの個性には磨きがかかり、それぞれがイイ味を出している。テレビのバラエティ番組では、もう3人で同じ画面に登場することがめっきり減ってしまった。だが、年に1回、小劇場で公演を行ない、毎回異様な人気を博している。一度この芝居を見た人は皆、彼らの“バランスの妙”を再認識し、病み付きになってしまう。今回のテーマは「鍵のないトイレ」。すなわち鍵のないトイレで用を足すような“不安感”を題材に「干し葡萄のお父さん」「杉山の展覧会」「鏡と対話する男」「何見てるんですか?」「ははーんさん」など、数々のコントが続く。
収録日・収録場所
- 1992年5月8日/大阪 近鉄アート館
出演
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大竹まこと
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きたろう
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斉木しげる
スタッフ
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作三木聡
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作シティボーイズ
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音楽小西康陽