映画

戦場の小さな天使たち

第２次大戦下のイギリスを舞台に、戦争が何かをまだ知らない子どもたちが過ごす無邪気な日々を綴る。鬼才Ｊ・ブアマン監督が自らの幼少時代を反映させて描く感動作。

「脱出」「エクスカリバー」など多くの異色作を手掛けてきた鬼才ブアマン監督が、自身の幼少時代をもとにセンチメンタルなタッチで綴った感動ドラマ。監督自身が脚本も執筆、個人的思い入れをたっぷりと込め、戦争を経験した世代ならではの力強い一編となった。中でも子役エドワーズの無垢な演技が観る者の胸を打つことだろう。ロサンゼルス映画批評家賞の作品・監督・脚本賞受賞、ゴールデングローブ賞の作品賞受賞など、全世界で高い評価を受けた秀作だ。