身代金目的と思われる幼児誘拐事件が発生。だが、それは幾重にも重なる巨大な事件の一部だった。犯罪の裏にいる美しい女性の真意とは…?
世の中には、美しく潔白な犯罪というものが存在するのか…。ミステリー界の巨匠、連城三紀彦が送るサスペンスの最高傑作「造花の蜜」を連続ドラマ化する。事件は、ある幼児誘拐から始まる。正体不明の美しい女性、胡蝶蘭の造花、事件の鍵を握る血の赤。目に浮かぶ美しい情景の中で、見事なまでに計算し尽くされた誘拐劇が繰り広げられる。その驚愕のからくり、そして、見えそうで見えない、美しき犯人の真意―。二転、三転する事件の様相は、想像を絶する結末を導いていく。
犯罪を繰り広げる謎の女性を演じるのは、ドラマW初登場の檀れい。また、脚本に「おひさま」「ちゅらさん」の岡田惠和、監督に「パンドラ」「アンフェア」の小林義則を迎え、スリリングでスピーディーな傑作サスペンスをお届けする。
事件は、ある幼児誘拐から始まる。身代金目的と思われた誘拐事件だが、犯人は身代金を要求せず「お金を払いたいなら金額をそちらで決めて」と言う。犯人の目的が見えず、翻弄される警察。さらに警察をあざ笑うかのような、白昼の渋谷スクランブル交差点での身代金受け渡し。前代未聞の誘拐事件は、人質の保護により、解決に向かうかのように思われた…。だが、それはこの事件のほんの序章に過ぎなかった。その裏で起きた7億円もの身代金をかけた誘拐事件。そして、すべての謎を解き明かす最後の事件。誘拐事件のスペシャリストである刑事・橋場(田辺誠一)は、蘭と名乗る美しき犯人(檀れい)を追い詰めることができるのか。
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