南米テロ事件で残された盗聴テープ。そこには人質たちの朗読が刻まれていた。今、隔絶された場所から彼らの声が届く。小川洋子原作の感動作を奇跡の映像化。
「博士の愛した数式」で読売文学賞、本屋大賞を、「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞するなど、数々の受賞歴を誇る作家・小川洋子の感動作をドラマ化。南米のとある国で発生したテロ事件は、日本人の人質全員が死亡するという痛ましいものだった。2年後、事件は思わぬ形で注目を集めることに。人質たちの生前の声を収めたテープの存在が分かり、日本のラジオ局が公開したのだ。そこには、人質たちがそれぞれ心に残っている出来事を発表する、“人生の朗読会”が収められていた。【ストーリー】
南米でテロ事件が発生。事件は、日本人の人質6人全員が死亡という最悪の結果となってしまう。2年後、ラジオ局の報道記者・中原(佐藤隆太)は、テロ事件で母親を亡くしたひとみ(波瑠)から連絡を受ける。当時、事件解決に動いていた政府軍は盗聴器を仕掛けており、人質たちの「声」が収められたテープが存在したのだという。そこに収録されていたのは、職業も年齢もバラバラの人質たちの、ひそやかな朗読だった。
出演
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佐藤隆太
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大谷直子
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長谷川朝晴
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原日出子
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阿南健治
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三浦貴大
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鷲尾真知子
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波瑠
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西田尚美
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徳永えり
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レオ・K
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左時枝
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佐々木すみ江
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他
スタッフ
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原作小川洋子「人質の朗読会」(中央公論新社刊)
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監督谷口正晃
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脚本杉原憲明