一度もカメラを止めない「完全ワンシーン・ワンカット」で制作された三谷幸喜が脚本と監督を務めた長編ドラマ。山道で迷う夫婦が、口げんかの中で互いを理解していく。
三谷幸喜の自身初となるテレビドラマ監督作を放送する。なんといっても注目は、その撮影手法だ。長編ドラマとして前代未聞の「完全ワンシーン・ワンカット」。ドラマの始まりから終わりまで、一度もカメラを止めずに撮影するという画期的な手法に挑む。撮影場所は険しい山道。そんな過酷な環境で、NGの許されないワンシーン・ワンカットにのぞむのは、実力派俳優の中井貴一、鈴木京香、梶原善の3人。中井と鈴木が演じる夫婦の会話を通し、笑いとほんのちょっとの涙の中に「夫婦とは何か」「人生とは何か」を問う。<ストーリー>男はエリートサラリーマン。女はその妻で広告会社勤務のキャリアウーマン。2人は結婚して10年。お互い仕事が忙しく、すでに夫婦関係は完全に冷め切っている。妻の祖父の葬儀の帰り、山道に迷い込んだ2人。周囲に誰もいない山奥で、気兼ねなくののしり合う喪服姿の夫婦。果てしない口げんかの末、徐々に2人の関係に変化が訪れる。
出演
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中井貴一
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鈴木京香
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梶原善
スタッフ
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監督・脚本三谷幸喜