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起伏が激しい街路をのんびりと走る路面電車やケーブルカーが、旅情と郷愁を誘う街です。中世のたたずまいを今も残し、アズレージョという装飾タイルで飾られた絵のように美しい家並みが昔ながらの魅力を保ち続けています。特に28番の路面電車は旧市街を抜けて走るので、最もリスボンらしい風景を楽しむことができます。
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ケーブルカー ビッカ線 |
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アルファ・ペンドゥラール |
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コインブラは、1290年にコインブラ大学が設立されたことにより、ポルトガルの文化的中心地として発展しました。この大学はヨーロッパで最も古い大学の1つであり、かつては王宮として使われていた旧校舎や図書館など、大学そのものが観光地となっています。とりわけ18世紀始めに建設された図書館は世界で最も美しいと称され、金箔を施した壮麗な本棚や英知の女神を描いた天井画も有名。街には本を抱えた黒いマントの学生の姿も目立ち、学生向けの安くておいしいレストランもたくさんあります。
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インテルシダーデ |
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リスボンに次ぐ第2の都市であり、ポルトガル発祥の地。ドウロ川南岸にあるローマ時代からの港町「ポルタス・カーレ」が国名の起源です。11世紀にイスラム教徒からこの地を奪回したフランス貴族がブドウを栽培していたことから、後にポルトワインの産地となりました。大航海時代にエンリケ航海王子がモロッコのセウタを攻略した際の出発港としても知られ、以後ポルトガルは海外へと大きく飛躍。同時にポルトはワイン貿易を主とした商業の中心地として栄えました。
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ポルト・カンパニャン駅 |
リスボン方面からアルファ・ペンドゥラールやインテルシダーデが到着するのは、ポルト・カンパニャン駅。駅構内ではやはり、美しいアズレージョを見ることができます。この駅はポルトの中心街からは少し東に離れているので、近郊線に乗り換えて旧市街にあるポルト・サン・ベント駅へ向かいます。
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ポルト歴史地区 |
クレリゴス教会、ボルサ宮、サン・フランシスコ聖堂などの市街地を総じたポルト歴史地区は、1996年に世界文化遺産に登録されています。宮殿のような外観のボルサ宮は、この国初の巨大鉄筋建造物。近年まで証券取引所として使われていました。サン・フランシスコ聖堂は、黄金に輝く木彫りの装飾で埋め尽くされた絢爛たる建物。17〜18世紀に植民地ブラジルから約600kgもの純金を持ち込んで造られました。豪華さを競うような装飾が好まれたのは、ポルトガルの威信を諸外国に誇示するためだったのかもしれません。
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アルマス礼拝堂 |
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ドウロ川クルーズ |
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ポルト・サン・ベント駅 |
サン・ベント駅は20世紀初頭に建設され、当時はポルトの玄関口でした。今はその地位をカンパニャン駅に譲り、近郊列車の発着駅となっています。趣きのあるドーム状の高い天井、広い壁面にはさながら美術館のようにアズレージョが飾られ、その絵柄からジョアン1世のポルト入城やエンリケ航海王子のセウタ攻略など、ポルトガルの歴史を学ぶことができます。ここからドウロ線に乗り、列車は19世紀にワイン運搬のため敷かれた線路をレグアへ向かいます。
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レグアから車で約30分、ドウロ渓谷の南に位置するラメーゴは、ブドウ畑に囲まれた小さな町です。中世から時が止まったままのような田舎町ですが、かつてポルトガル初代の王アフォンソ・エンリケスが初の国会を開いた町として有名。名物の発泡性ワインと生ハムは食べる価値アリです。
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ノッサ・セニョーラ・ドス・レメディオス教会 |
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アルト・ドウロ・ワイン生産地域 |
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レグアから再びドウロ線に乗車、列車はドウロ渓谷をひた走ります。車窓には果てしなく続くブドウの段々畑、所々にワイン醸造所、オリーブ畑。緑豊かな景色は上流へ行くにつれて険しい岩山に変わり、やがて列車は終着駅ポシーニョに到着。小さな町の小さな駅舎には、かつてブドウの重さを量った古い手動のハカリが飾ってありました。
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