ブージュールド門 Bab Bou Jeloud |
 青と緑の幾何学模様が美しい門は、フェズの顔であり迷宮への入口。一歩踏み入れば雑多な商店が建ち並び、雑多な人々が行き交います。肉屋、魚屋、蝋燭屋、織物屋、鋳掛屋、染色・真ちゅう細工・木工・タイルの工房…。1000年も同じ暮らしが営まれてきた、生きている世界遺産であることが実感できます。
|
 |
 |
 |
 |
ブー・イナニア神学校 Medersa Bou Inania |
 ブージェルド門の向こうに見えるミナレットが目印。14世紀にブー・イナニア王が建てた、マリーン朝最大の神学校です。巨大な木製の扉、大理石を敷き詰めた中庭、幾何学モザイクで埋め尽くした壁面、そのすべてが繊細で荘厳。学生が授業や祈りの前に身を清めた水盤には水がたたえられ、静謐な空気を漂わせています。
|
 |
 |
 |
 |
カラウイン・モスク Mosquee Karaouiyne |
 このフェズ最古の建物は、895年にチュニジアの女性ファティマ・ヘリーヤによって建てられました。最初は小さな礼拝堂でしたが10世紀初頭に改築され、壮大・華麗な北アフリカ最大のモスクになったそう。ここは大学としても使用され、世界最古の大学の一つに数えられます。それにしても、モロッコはどこの街もメディナは混沌として建造物は繊細優美。イスラム社会独特のコントラストに圧倒されます。
|
 |
 |
 |
 |
タンネリ Tanneries |
 革染色職人街、タンネリ。作業場にはおびただしい染料のかめが並び、職人たちが革を染料に浸して足で踏みつけています。黄色はサフラン、青はインディゴ、赤はポピー、黒は鉱石の色だそう。匂いが強烈なので、ガイドが入り口で渡してくれるミントの葉を嗅ぎながら見学します。
|