絶対王者と称されてきたメドベージェワ。平昌五輪のロシア出場不可決議、けが、プレッシャー、失意、喜び、怒り、意地、努力。18歳の女王が向かい合ったその「世界」は。
度重なり起こる出来事を冷静に受け止めながら、エテリ・トゥトベリーゼ監督とメドベージェワは日々の練習に励む。国全体で金メダルへの期待が高まる中、足のけがと闘いながらオリンピックに照準を合わせ調整を進めていくが、なかなか思うように回復してくれない…。エフゲニア・メドベージェワ、18歳。2015年、2016年のグランプリファイナルや2016年、2017年の世界選手権をはじめ、さまざまな大会を圧倒的な強さで制しフィギュアスケート界で「絶対女王」と称されてきた。
平昌オリンピックを数カ月後に控えた段階で見つかった足のけが、国家ぐるみのドーピング疑惑により危ぶまれたオリンピック出場、ロシアの厚い選手層の中で頭角を現わす後輩選手…。この冬は彼女にとって「試練」といえるつらい季節となった。
圧倒的な努力で栄冠を勝ち取ってきた負け知らずの絶対女王。彼女が選んだスケート人生である意味で転機となったともいえる、この冬を追った。(2018年)
出演
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エフゲニア・メドベージェワ