蜷川幸雄がシェイクスピア全37作の完全上演を目指したシリーズの完結へ向け、“恩師”の遺志を継ぐ吉田鋼太郎と藤原竜也ら出演者たちによる渾身の舞台誕生までに密着。
埼玉 彩の国さいたま芸術劇場は、1998年より蜷川幸雄を芸術監督に招き「彩の国シェイクスピア・シリーズ」を開催してきた。ウィリアム・シェイクスピアの戯曲全37作の完全上演を目指したが、蜷川は2016年に志半ばで病没。2代目芸術監督に就任したのが吉田鋼太郎。その吉田が同シリーズで初めて演出した「アテネのタイモン」が2017年12月に同劇場で上演された。番組は稽古初日から千秋楽まで密着した。主演も務めた吉田、15歳から蜷川の薫陶を受けてきた俳優・藤原竜也、演劇集団ニナガワ・スタジオ出身の俳優ら関係者が蜷川の遺志を継ぎ、新たにシリーズを前進させようと奮闘する姿に迫った。中でも、蜷川の“弟子”の筆頭格ともいえる吉田と藤原が俳優としてぶつかり合う2人だけのシーンは大きな話題となったが、その稽古風景も収録した。また、2人へのインタビューでは、出会いから別れまで蜷川幸雄への強い想いが語られた。(2018年)
出演
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吉田鋼太郎
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藤原竜也
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柿澤勇人
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横田栄司
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他