九代目松本幸四郎（現：白鸚）率いるシアターナインスの伝説的舞台。ドイツの保養地で開かれるマジックの世界大会直前の裏舞台での悲喜劇を、松たか子、松本紀保らが演じる
シアターナインス5周年記念公演として岩松了が書き下ろし、演出も手掛けたすれ違いの悲喜劇。2001年に上演された、シアターナインスの第4回公演。【ストーリー】
南ドイツの湯治場・バーデンヴァイラー。この静かな保養地では、3年に1度開かれるマジック世界大会の準備が進められていた。大会に参加する日本のマジシャン、ヒデ・ノグチ（松本幸四郎／現：白鸚）はカオル（松たか子）、トミ（松本紀保）の助手2人とマネジャーの相良満（串田和美）を伴い「夏ホテル」に滞在している。ホテルにはノグチのファンである花塚雪江（岩崎加根子）と、トミの愛人・鍋田鉄三（岩松了）までが宿泊していた。彼らは誘い合うでもない気ままさで庭のカフェに集う。ただ、待つだけの気だるい時間。その穏やかさは、長年ノグチと組んできた彼の“ダミー”からの「日本から離れられない」という知らせで覆される。そして、ゆっくりと「何か」が動きだした。
収録日・収録場所
- 2001年5月23日／東京 パルコ劇場
出演
-
松本白鸚
-
松たか子
-
松本紀保
-
岩松了
-
串田和美
-
岩崎加根子
-
他
スタッフ
-
作・演出岩松了
